静岡市葵区の歯医者・歯科なら静鉄・春日町駅にある麻生歯科クリニック

麻生歯科クリニックの歯科衛生士の松井です。

先日、院内勉強会にて私の担当している患者さんの症例検討発表を行いました。

私は麻生歯科グループに入社して約1年半になります。自由診療主体の診療補助アシスタント業務や口腔外科手術アシストを行いながら予防やメインテナンス業務専任の衛生士になるための研修やトレーニングを続けて行ってきました。また医院の５Sの整備や、患者さん本位の診療を行う姿勢、トータルで患者さんの利益となる具体的な医療の実践を教えていただきました。
規定の専任衛生士になるには、卒後2年間で1000時間程度の臨床教育研修プログラムが組み込まれており承認されると、自分専用の診療室に加え、専用スケーラー約40本、PMS社製超音波付きエアフロー1台、チップ10本、PMTCコントラキット等、患者さんの健康を守る設備や、ウィンドウズPC1台、MAC1台、タブレットPC1台など環境や待遇が大きく変化します。
今回の発表は院内での承認試験も兼ねていました。

予防は、疾病を改善した治療の結果だけがゴールとならず日々健康な状態を維持して患者さんと共に、その方に合った『健康』の価値について考え、健康な状態を長期支援することで始めて結果につながるような、とても息の長い生活サポートです。私はこの自然な医療の考えや、患者さんとの歩調のあわせ方がとても気に入っています。

当院は、質の高い治療の追求はいうまでもなく、それ以上に『口腔の健康』の維持、支援に最大限、医院の能力が発揮出来るように日々、様々な研修が課されれています。キャリア13年になりますが今までの医院では考えられないような魅力があり、やりがいがあります。

発表を終えてまず感じたことは専任衛生士として1人の患者さんをずっと診ていく責任の重さ、そしてやりがいでした。自分が今後、改善していかなければならないこと、至らないところを、この発表を行うことにより、具体的に気づくことが出来ました。

麻生歯科クリニックの理念は「ヘルスセンターとして市民に責任ある歯科医療の提供を約束し、生涯に渡り人々の口腔の健康を維持していく」ことです。

この麻生歯科で働く衛生士に求められることは、知識・技術そして患者さんとの強い信頼関係です。「担当の患者さんに興味を持つこと」院長がよく口にする言葉です。今回発表を通して、この言葉の重要さを再認識しました。

専任衛生士として患者さんの口腔内を管理していくために、患者さんの口腔内をよく把握しリスクを知り、患者さんに合った予防方法を実践していくのですが、検査の結果や数値にだけ目を向けるのではなく、患者さんそれぞれの社会環境、生活背景であったり「なぜに、この患者さんは今の口腔内に至ったのか」「なぜカリエスフリーでいれたのか」など患者さんに来院までの経緯や経過などに、より一層興味を持ち円滑なコニュニケーションをとっていくことで、そこから患者さんと自分との信頼関係ができると思われます。

自分がずっと診て行くからには患者さんをよく知るということがものすごく大切なことになるのです。

私にとって理想の専任衛生士に必要な能力、それは知識・技術・信頼関係になるので今回発表で学んだこと、気づいたことを大切にし、そして自分が今後なりたいと思う衛生士像を明確にしてこれから頑張っていきたいです。まずは自分の定期メインテナンス患者500人を一つの目標として口腔の健康を守り支えていきます。

歯科衛生士　　松井　敦子