こんにちは。今回ブログを担当させていただきます2階治療部歯科衛生士の佐久間愛です。
2月18日に他院で行われた衛生士主催の勉強会に参加させていただきました。入社して約10ヵ月になりますが、このような他院の勉強会に参加するのは初めてで、緊張の反面、どんな話が聞けるのか、どんな衛生士さんがいらっしゃるのか非常に楽しみでした。
演題は、①いつ、どうすれば患者さんは変わるのか、②禁煙治療の難しさ、③個別の歯間ブラシの保健指導の大切さ、④インプラントメインテナンスの実際、の4つがありました。
演題のほとんどが症例発表で、担当患者さんの性格や生活習慣等の話をふまえながら発表されていて、どの衛生士さんも患者さんのことをよく把握しているように感じました。
患者さんと信頼関係を築き、長くお付き合いしていくためには患者さん自身のことを把握することは非常に大切であり、指導内容・指導方法やモチベーションの上げ方等にもつながってくると考えられます。
また、患者さんの口腔内写真が初診時と再評価時で比較検討されていました。全顎的に清掃不良で、歯周炎に罹患した患者さんが抜歯後即時インプラントを行うことになりました。リスクを伴う症例でした。治療前と治療終了後で口腔内写真を見てみると、まだ目にみえるプラークや歯肉の腫脹がありました。治療前よりは、改善傾向にあり、患者さん本人も頑張っている様子が報告されましたが、患者さんの意識、生活環境を変え、健康な口腔内を作り出すことは容易ではないと再認識しました。
少しでも改善したことに患者さんとともに喜び、それを励みに共に頑張っていけたらいいなと思いました。
どんな口腔内環境の患者さんでも現状を改善するためにモチベーションを上げることは容易ではなく、その患者さんの生活環境や性格等の情報を得た上で接し、その患者さんに合ったプランを提案していく必要があると改めて感じました。
今回の勉強会で患者さんを把握することの大切さ、モチベーションを上げることの難しさを改めて学びました。
今回得たものを今後の臨床で少しでも生かせていけたらと考えます。
歯科衛生士 佐久間 愛