静岡市葵区の歯医者・歯科なら静鉄・春日町駅にある麻生歯科クリニック

　麻生歯科では、日々足りない知識を補うために休日を利用して様々な講習会・勉強会に参加しています。今日は院長と歯科医師の方々はインプラント、ASO KIDS DENTAL PARKの佐藤院長は矯正の勉強会に参加しています。新人の私たちは、中山先生のSRPセミナー2日目です。主に探針による歯石の探知の仕方やスケーラーでの歯石除去のテクニックを学び、相互で実習を行いました。院長からはメインテナンスにおける歯科衛生士は『正確な診査、診断と確実なバイオフィルムの破壊、除去ができる』ことが絶対条件としてあげられているため、気を引き締めて臨みました。

　歯石は歯と歯ぐきの間に存在し、細い器具を用いて歯石がないか確認します。歯石があると歯の表面がざらつきが微妙にあります。初めは指に力が入ってしまい、感じることができませんでしたが、力を入れる必要はなく器具を支えるように持って再度行うとおもしろいように感じることができるようになりました。患者さん自身も歯の表面のざらつきを感じることができ、同じ情報を共有できたような気がして自然とコミュニケーションが取れていました。歯石除去という行為によって患者さんとコミュニケーションを取れることが新たな発見でした。

　午後は患者さんに痛みを与えない器具の入れ方と、確実なプロービングのやり方を覚える事を目標にお互いで感じ方等を確認しながら相互で実習を行いました。中山先生が何度もアドバイスをしてくれたお陰で、何回か回数を重ねる度に、患者さんに苦痛を与えない感覚をわずかかもしれませんが理解することが出来たように感じます。

　今回のセミナーを通じて身につけたことを診療に生かしていくために、感じた感覚を忘れないためにも相互実習を通じて学習していきたいです。

　少量の歯石や歯の表面の粗造感があっても奇麗に除去することの難しさを改めて感じ、1本の歯に対して時間がかかることがわかりました。少量の歯石の残存は新たの汚れの再沈着につながるため、時間を掛けて除去する必要があります。取り残しのないようにするためには患者さん自身の協力が不可欠であり、定期的に来院し、少しずつ取っていくことで患者さんの負担軽減にもつながります。改めてメインテナンスの重要性を感じました。今回の経験を通し、診療の中で伝えていけたらと思います。

　麻生歯科では、質の良い医療を提供し続けたいと考えているので、その力を兼ね備えた人にしか院内定期来院する患者さんは任せてもらえません。技術だけでなく、評価も大切にしているため記録も取り続けています。患者さんを安心して任せてもらえるようになるために積極的に学び、身につけ、正確な知識と確実な技術を提供できるようにしていきたいです。

　中山先生を始め、休日にもかかわらず多くのスタッフの方々が協力してくれたからこそ、大変有意義な時間を過ごすことが出来ましたので感謝しています。次回中山先生にお会いするまでに、少しでも成長した姿をお見せできるように日々学び、技術を身につけたいです。来年には患者さんを任せてもらえるような衛生士になりたいです。

歯科衛生士　　　鈴木　彩香　　佐久間　愛