今回SRPセミナーの第一日目のブログを担当させ頂きます。歯科衛生士の深澤と松井です。
今回、4度に渡って先輩が中山先生のSRPセミナーを受講していましたが、新人の為に中山先生にSRPのビギナーコースを開催して頂きました。器具の使い方から当て方、お手入れ方法まで基本的な事を2日間に渡って学びました。中山先生とはアメリカの歯周病専門医として開業している先生で、現在は日本の歯科衛生士に向けて歯周病セミナーを開催しています。
中山先生のセミナーはたくさんの新しい発見がたくさんありました。私は今まで何年か経験がありましたが、何十年も最前線で歯周治療を行っている中山先生に少しでも近づけるよう、日々練習に励みたいです。
では今回のセミナーの内容をお話ししていきます。
まず1日目は歯石取りに使用する器具のお手入れの方法を学びました。歯石取りは刃物を歯面に当てて歯石を削り取っています。しかし、1回使用する事により刃は、ガタガタになり切れ味が悪くなります。切れ味が悪い物を使用しますと、歯石が取れにくく、かなりの力が必要になり、時間もかかる為患者さんの負担がかかってしまいます。従って、器具は常に切れ味のいい状態にあるべきなのです。器具こそメインテナンスが必要なのです。腕のいい料理人が自分の包丁を研ぐように、私達も器具の刃を研いでいます。しかし、しっかり刃の形を理解していなかったり、研ぎ方が違ったりすると、逆に変形させてしまったり、さらに切れ味が悪くなってしまう場合もある訳です。その為に、刃の研ぎ方を勉強する必要があるのです。
私はその器具のお手入れの大切さを極めて高く学びました。
歯科衛生士 深澤 真依
今回初めて中山先生のセミナーに参加させてもらいシャープニング方法を学びました。シャープニングとは歯石を取る器具(キュレット、スケーラー)などを研ぐことです。 当院では各衛生士につき50本くらいのキュレット、スケーラーが支給されます。他の医院では考えられないと、よく見学に来られる衛生士さんたちが言います。
シャープニング方法を教えていただき、今までは刃の部分だけを研いでいましたがそうすることによって幅のあるところと幅のないところが出て、元々の形態ではなくなってしまい刃が折れてしまう原因になるので元々の形態に修正することでそのキュレットをまた使用できることがわかりました。刃だけを研ぐのではなく背面も研ぐことにより元々の形態に修正できます。中山先生がシャープニングされたキュレットなどを見せてもらいましたが本当に形がきれいで新品を見ているようでした。院長が尊敬する本場アメリカの歯周病医の中山先生から学ぶことは、衛生士学校や他の歯科医院では学ぶ事が出来ないとても貴重な事であり、専門医ならではのやり方を教えていただけるので私たち衛生士の技術もレベルアップしているのは間違いありません。
スケーラー、キュレットなどは私たち衛生士の大切な器具であるので中山先生に教えていただいたことを今後にきちんと生かし器具を大切に扱い、患者さんの口腔内のケアをきちんと行っていきたいです。
歯科衛生士 松井 敦子
では2日目は今回研いだ器具を実際に用いて相互実習を行いそちらでも多くのことを学んだので2日目のセミナーのブログも是非見てください。