静岡市葵区の歯医者・歯科なら静鉄・春日町駅にある麻生歯科クリニック

こんにちは、衛生士の松井です。

私は今まで他の歯科医院に勤務していたのですが、歯科医療に医療の考え方を導入したMTM（メディカルトリートメントモデル）というシステムに共感し今年７月に麻生歯科クリニックに入社しました。麻生歯科では原則、静岡在住の歯科衛生士しか採用されません。長期市民のお口の健康を守るには担当の衛生士の継続性が鍵であるからです。

今回私は、10月３１日（日）に東京・永田町で行われたHygeia Annual　Meetingに参加しました。

「Hygeia」とはOral Physicianを目指す歯科医師のもとプロフェッショナルな歯科衛生士としての知識と技術を持ち、患者さんに質の高いメインテナンスを提供出来る欧米の様な歯科衛生士を目指し、互いに歯科医院の垣根超えて学び合うことを目的にした会です。
「Hygeia」は結成して5年となり5回目となる会に私は初めて参加しました。

会長の徳本さん（日吉歯科診療所勤務）の挨拶から始まり合計８つの歯科医院のＭＴＭの症例発表が行われました。当院と同じMTMの医療システムを取り入れている医院の症例を聞き日々のデータ管理や記録の大切さを改めて学びました。

データとは、初診時からメインテナンスに到るまで、患者さんの経緯や病状の推移等が客観的に判断できる医学的な記録です。ＭＴＭを採用している医院においてデータ記録はとても価値のあるものになります。なぜなら、共通するデータによって、医療の質を比較しあえるからです。今までの歯の修復と義歯治療中心の歯科医院では考えられないことで、驚きと感動を覚えました。

規格的なデータを積み重ねていくことで過去の状態、数ヶ月前の状態、そして今の状態などと比較することができ、その患者さんの問題点がわかり患者さんへの動機づけのいい媒体となります。患者さんも、いつでも受けた医療を振り返ることができます。徳本さんも「データは宝物である」とおっしゃっていました。

今回ハイジアに参加してモチベーションもさらに上がり、きちんとした知識と技術を身につけて確実な予防処置と再発防止対策が講じられる衛生士になれるように勉強していきたいと思いました。　　　

歯科衛生士　　松井敦子