こんにちは。
歯科衛生士の後藤です。
麻生歯科クリニックでは、以前より静清リハビリテーション病院において訪問診療を行ってきました。
今回リハビリ病院の看護士さんから、より良い医療を提供するために「患者さんのお口のケア方法を知りたい!」という要望がありました。
そこで私達は、『口腔ケア研修会』を行うことで介護・看護に携わる全てのスタッフの方々が口腔環境の改善に尽力して頂けたら・・・と思い、お引き受けしました。
慣れないパソコンを駆使して講演用のスライド資料を当日の9月16日(木)までに必死で完成させました。
いよいよ当日、静清リハビリテーション病院3F リハビリ室にて医師、看護士、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士の方々総勢40名程集まっていただき、17:30~18:30までの1時間程と短い時間ではありましたが充実した研修会を行うことができました。
前半は口腔ケアの講議、後半はブラッシング等の実技を行い、講義ではパワーポイントを用い、入れ歯の清掃方法、ケア方法、取り外しの仕方、口腔ケアの目的を歯科医師・衛生士より説明しました。
後半の実技では、リハビリ病院のスタッフの方々がそれぞれペアになっての相互実習を行い、実際に他者から歯ブラシやスポンジブラシで清掃してもらう感覚は新鮮だったのではないでしょうか?
参加者の方から、「歯ブラシの力加減が分からない」「口の中が乾いている患者さんにはどう対応したら良いですか・・・」 等々、様々な質問を受けリハビリ病院スタッフの方々の患者さんに対する熱い思いを感じ、私達も大変刺激を受けモチベーションが高まりました。
最後に、口腔ケアを継続して行うことによって健康的な口腔内を維持することが可能となり、さらには誤嚥性肺炎の発症のリスクをも低下させることがわかっています。今回の研修会が医療従事者の口腔ケアへの意識改革の一助となれば幸いです。
麻生歯科クリニックはより地域の方々に貢献できるよう、
今後も様々な活動に積極的に取り組んでいきたいと思っています。
歯科衛生士 後藤祐子