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ソニッケアシンポジウム in 六本木

9月5日(日)東京・六本木ヒルズで行われた“ソニッケアシンポジウム”に歯科衛生士9名で参加してきました。
参加人数総計300名のシンポジウムです。
『ホームケアを充実させるためのソニッケア活用法』というテーマにももちろん関心がありましたが、今回発表される方々がカリスマといわれる臨床で著名な歯科衛生士12名で構成されていたというのも魅力的でした。
発表される歯科衛生士の方々は、人を引き付ける話し方ができていたり、堂々とした風格が出ていたりと刺激を受けた会でした。

“ソニッケア”というのは当院で推奨している電動ブラシのことで、音波振動で磨く音波ブラシという種類の歯ブラシです。
 ソニッケアの歴史は10数年前とそう古くはありませんが、私が初めて手にしたモデルから数々の改良が重ねられており、現在はとても使いやすくまた機能的になっていることを実感しました。

当院は病気の発症を未然に防ぐ定期管理、いわゆるメインテナンス重視の歯科医院です。
メインテナンス(定期管理)で重要となることは、“規則的なバイオフィルムの破壊と除去”です。
バイオフィルムとは、歯の表面につく細菌のかたまりです。
その細菌同士は互いに接着性を持ち、外界からのバリアを作り歯の表面にコロニー(宿)を形成し付着しています。
イメージとしては、排水溝のヌルヌルを思い浮かべていただくと分かりやすいのではないでしょうか?
これもひとつのバイオフィルムです。
このヌルヌルは少し触っただけでは無くならず、きれいになりません。ご家庭でのブラッシングでは除去することができないのです。 

歯の表面に付着したバイオフィルムは細菌のかたまりである事は前述の通りですが、これをそのままにしておくとさらに細菌数が増加しお口の中の病気(むし歯・歯周病)を誘発してしまいます。
これをメインテナンスで定期的に破壊することによって、お口の中の細菌数をコントロールし生涯健康なお口で過ごしていただく、というのが当院の目標です。したがって、患者さん側がお口の健康を積極的に維持して、いつまでも自分の歯でいたいと思う気持ちや,そのことに価値を見出せるかがとても重要になります。
専門的なバイオフィルム破壊は歯科医院で行いますので、当院担当歯科衛生士にお任せください。
このお口の感染症分野において、悪くなってしまったところを治す、感染後の治療とは違った発症前の病気対策が講じられるようになり、衛生士に求められる期待と役割は多くなっています。そのため歯科医師と同じように常に勉強をし、知識・技術を高めるよう努力しています。

ホームケアにおいては、今回のテーマであるソニッケアが有効です。
シンポジウムでも、手磨きより細菌をコントロールすることができるという
臨床データが出ていました。
音波振動とそれに伴って発生する唾液の流れる力(液体流動力)によって、互いに接着性を持って存在する細菌を切り離し、バイオフィルムが形成されにくくなる力が期待できるというのが根拠です。
実は私も使用していますが、手磨きでは感じられないツルツル感があるのは事実でお勧めした患者さんからも好評をいただいています。

便利な“道具”として日々のホームケアにうまく利用するというのも良いかもしれません。

プラスアルファのホームケア、いかがですか?

歯科衛生士 柿本 薫

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