静岡市葵区の歯医者・歯科なら静鉄・春日町駅にある麻生歯科クリニック

こんにちは　専任歯科衛生士の植田です。　
今回、恒例となっている歯科衛生士研修の一環『歯っとワーク』が　８／２７（金）ツインメッセにて開催された事をお知らせします。
『歯っとワーク』とは、数院の歯科医院が集まり相互に発表を行ったり、他院からの評価を参考にし臨床の現場に活かしていくことで医療の質を向上させることを目的に行っている勉強会です。今回の参加医院は丸山歯科医院、さつき歯科医院、麻生歯科クリニック、ASO  KIDS DENTAL PALKの４医院、総勢４５人の勉強会になりました。
『歯っとワーク』の開始はPM７:００～、初参加の新人３名（麻生歯科クリニック在籍）の自己紹介から始まりました。（麻生歯科クリニックに通院されている患者さんは最近新しく３名スタッフが加わったことをお気づきの方もおられるのではないでしょうか？）

歯科衛生士２名　受付１名の緊張した表情の自己紹介が終わり、続いて３医院の症例発表に移りました。発表者は丸山歯科医院１名、さつき歯科医院１名、麻生歯科医院２名、計４名です。今回のテーマは『レントゲンの読影』です。『読影』とはレントゲン写真をみて臨床所見を指摘して診断の一助とする事で臨床では必須の内容です。
おそらく多くの方がレントゲン写真を目にしたことがあると思います。皆さんはレントゲン写真からいったい何が読み取れると思いますか？そして、あの白黒の写真をみて私たちはいったい何を診断しているのでしょう。
レントゲン写真は歯が写っているだけではなく骨の状態や顎の中の状態も写し出されます。なので虫歯だけでなく、歯周病の状態や顎の中の病気などもわかります。 私たちは黒白のコントラストを日々観察しながら様々な病気の可能性を探ったり、規格的に撮影した写真を重ね合わせて病変の進行状況を把握したりしています。多くのお口の中の疾患は自覚症状もなく、慢性の経過を辿るので、口腔の異変をいち早く掴んで患者さんや歯科医師に情報提供する必要のある歯科衛生士にとってレントゲン読影は重要です。
今回の歯っとワークでは、レントゲン所見にて見つかった病気やムシ歯、歯周病の進行状態や歯列状態についての臨床症例を各医院ごと発表しました。どの症例も珍しいものが多くとても興味をそそられるものでした。
このような勉強会を行ったことで、レントゲン写真はとても多くの情報を写し出している、ということを再確認し、参加者全員レントゲンの読影に対してより理解が深まりました。今後もこのような勉強会を行い日々の臨床に活かしていきたいと思います。

丸山歯科医院・さつき歯科医院の先生、スタッフの方々大変お疲れ様でした。
次回もまた宜しくお願いします。

歯科衛生士　　植田　千賀子