静岡市葵区の歯医者・歯科なら静鉄・春日町駅にある麻生歯科クリニック

2010年7月30日～8月1日の3日間は、今年最もエキサイティングな体験であった。

我々の口腔インプラント外科と補綴治療の知識を最高レベルに引きあげることに成功したのである。特に審美領域においての生物学的な背景や現象、治癒機転が解明できたことに大きな意義を見出せた。簡単に言うと医院の治療の質が向上するのである。
最大のトピックは、アバットメント上、骨縁上で起きている生物学的幅径の現象が理解でき、今後どのように応用していくのか、いかに発展させれば良いかを重点的に学ぶことができた。
現在、世界で最も受講料が高い臨床家であり教育者でもあるDrターナー先生の講義を実際に拝聴できる貴重な機会を与えてくださったICOIの日本事務局の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。
途中、新進気鋭の若手インプランティストの神作　拓也先生にもお会いする機会を得た。先生は大学卒業後、6年以上に渡りニューヨーク州立大学でターナー先生の下で勉強していた優秀な先生である。先生は息子同然とおっしゃっていた。当院の副院長、麻生順子の幼馴染でもあり、無二の親友でもあるらしい。（もっと、早く言ってほしかった・・・・・。涙）　先生とは来年以降のニューヨーク州立大学の留学のお話しをさせていただいた。

今後、静岡にお招きしワールドスタンダードなインプラント治療や歯科治療、文献のレビューにおいてお話しを聞く機会を得たい。また我々の診療室の実態や治療を世界レベルの視点で客観的にみて、ご批評していただきたいと思う。米国内で、歯科医療の専門家は、社会的評価が各段い高く、皆一様に誇り高い人間が多い。
最後にターナー先生から、20年間に及ぶ自身の貴重な論文の全てを頂いた。今後も継続していただけるようである。継続して臨床や研究における知見を学び取っていきたい。

今後、上海、米国ネブラスカ州オマハにあるクレイトン大学、来年にはスウェーデン、マルメ大学での相互交流、研修　留学が確定している。研修に終わりない。歯科医療の本質を自分で追求していき、学び得た多くの事を、患者市民を通じ還元することで故郷、静岡に貢献して行きたい。

私の目指すことは、決して揺らがない。静岡市民の口腔環境を世界有数の状態にすることである。心もお口も豊かにしていく、豊かでいられることに少しでも力になりたい。

麻生　幸男