静岡市葵区の歯医者・歯科なら静鉄・春日町駅にある麻生歯科クリニック

 麻生歯科クリニックでは、静岡県立短期大学の歯科衛生士学科から指定研修施設として認定していただき明日を担う歯科衛生士養成のために協力させていただいている。本年度対象者6名のうち第一陣の2名の研修が無事終了した。

歯科医療のもつ本質的な価値は、患者さんの口腔の健康を守り、生涯かけて維持していくことにある。要は来院される患者さんが一番願っている事である。　しかし実際には現在起こっている病気とそれに伴う欠損の機能回復といった類の疾患に余りにも目が行きすぎて、本来の価値から遠く離れ、修復や充填といったリハビリテーションにばかり注目が集まりすぎている。治してなんぼ・・・の世界観である。仮に義足や義手を上手に入れる腕の良い整形外科医が高い評価を得ているであろうか？　良質な歯科医師や歯科衛生士を養成する教育期間においても、どのような臨床的な指導や育成をしたらよいか、悩んでいる教育者の方々とお話しする機会が多い。　
私は、そのような歯科医療の在り方や考え方に否定的である。

 
日本の治療中心、技術者養成の歯科医療教育が世界から大きく遅れをとっており、歯科医療業界の構造的不況になっている原因と思っている。いや、そうであろう。診療室単位で、地域でもっと幅広い視野で歯科医療を見つめなおさないといけない。
高校生の進路指導にあたる教職者の方々も、学生の進路相談時、歯科医療業界はとかく敬遠しているとおっしゃっていた。一般の方々の方がよく分かっていらしている。
真の市民目線に立った歯科医療の構築のために、麻生歯科クリニックは学生に門戸を開放し医療観や設備水準、院内独立性の高い衛生士の育成に余すところなく協力していく。
多くの健康観の高い患者さんは、最初に院内に訪れてから、受付の応対、待合室の雰囲気　スッタフの機敏性、診療室の医療設備環境、担当衛生士、担当歯科医師の丁寧な説明と情報開示、情報提供、その後の治療から終了後の対応等、総合的に判断し圧倒的な医療の質を見抜いているはずである。　　

1人でも多く、世界で通用する国際的な歯科衛生士を育てる大学側の考えに誠意を持って対応し、協力を惜しまないのが私達、麻生歯科クリニックの考えの根底にあります。

デンタルエクセレンス・・・　この言葉が納得して使える診療室の形ができつつあるので患者さんに、一介の一般歯科医の診療室の情報を開示したい。と思っています。

麻生　幸男

  毎朝、今日は何を見学しようかと悩むところから始まり、夕方には今日もいい発見、いい見学ができました。！！という顔で帰宅していく学生さんの事が印象に残ります。歯科衛生士になりたいという彼女たちは、麻生歯科で何を見て、何を学んで吸収してくれたでしょうか‥輝く未来が見えたのか、そうならとても嬉しいです。

それに、たくさんいるスタッフの名前もよく覚えてくれたな‥
最終日という事で、1期を振り返って感想を言ってもらいましたが、ちょっとウルウルきていた彼女たちを見て私も感動してしまいました。
21日から2期が始まります。
今回実習に来てくれた学生さんも、今回の実習を活かして頑張ってほしいです。
そして麻生歯科にも新しい学生さんが来る訳ですが‥楽しみに待っています。
学生の皆さん。見て、聞いて、沢山勉強してくださいね。

今の内です！！！頑張って！！！

歯科衛生士　鈴木　香那子