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FDI2014 インド ニューデリー  国際学会 参加・発表

 

 

 

  

20149月11日~14日までインドのニューデリーにて開催された

FDI2014 インド ニューデリーに昨年のトルコに引き続き参加し、

歯科医師の眞野晃寿と永井良平が参加し、2演題を発表させていただきました。 

 

http://www.fdi2014.org.in/

 

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初めてインドということで参加する前は戸惑いがありましたが無事に終えることができました。

会場の規模も大きく、世界各国の歯科医療関係者が集まっていて華やかな雰囲気は今までに参加してきた日本の学会とは随分様相が異なります。
世界の歯科医師会の最上位団体ですので、その国を代表する臨床家や研究者、
各国の歯科医療メーカー 歯科学会関係者はほぼ参加します。
日本の臨床家の皆様方も一度ご参加されると
少し日の丸を背負った気持ちになり、自身に誇りを持つことができます。
学会期間中のリフレッシュや旅も楽しみの一つでもあり
医院で参加者を募ると、すぐに希望者が立候補する人気の高い
海外研修の一つになっています。

 

 

以下に今回発表させていただいた歯科医師真野と永井のコメントを紹介します。

 

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麻生歯科クリニック 歯科医師 眞野晃寿

 

『骨移植材料を使用しない上顎洞底挙上術』についてポスター発表をおこないました。

上顎洞底挙上術とは、インプラント手術に必要な骨の厚みを得るための手術方法の1つです。一般的には人工骨や生物由来の材料、あるいは他の部位から採取した自分の骨を使用します。
10数年前より、このような材料を使用せず、骨の厚みを増やすことができると報告されていて、使用しない事により患者さんにさまざまなメリットがあります。


そのようなことから、この『骨移植材料を用いない上顎洞底挙上術』を行なっていて、その改良術式と術後5年間の経過について発表およびディスカッションをおこないました。
わずか10分間でしたが、海外の歯科医師とディスカッションすることができ、非常に充実した時間を過ごす事が出来ました。


このような機会に感謝し、来年も発表を続けて行けたらと思います。

 

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麻生歯科クリニック 歯科医師 永井良平

 

今回の発表は、当院で普段から臨床で応用する機会の多いセレック治療で使用するセラミックブロックが過去3年間の経過でどれだけの成功、失敗があるかということを調べました。

現在麻生歯科クリニックで使用しているセラミックブロックの方が、以前使用していたセラミックブロックより成績が良かったのです。そのケースレポートをまとめてポスター発表をしてきました。

 

このような機会があると日々の臨床において定期的に臨床データを蓄積し、振り返ることの必要性と改善点、課題や問題点を抽出して改善していくこと、その患者さんの予後を追い管理させていただくことが今まで以上に大切になってきます。

 

同時に海外の審査員の先生方に意見を伝える機会を通して、歯科のグローバル化は進んでおり英語の訓練は必須になってきていることも同時に感じました。意見を交換できるリスニング力と相手に伝えるスピーチ力をますますつけていかないといけないというのが実感です。

 

デンタルショーをみても世界各国でメーカーは、さらに充実したCAD-CAMシステムを発表してきており、歯科臨床のフルデジタル化、セラミック材料の進化というものを目の当たりに見てきました。

今後このような流れはますます加速していくものと思われます。さらに医院での研鑽、勉強が必要になってくるものだと思いました。

 

この経験を今後の日々の臨床に活かしてますます努力していきますのでよろしくお願いいたします。

今回ご協力、ご指導していただいた東京医科歯科大学、風間先生、院長はじめ、データの蓄積を手伝っていただいたスタッフの方々には感謝しています。

 

今回で麻生歯科クリニックでのFDI参加は3回目になります。

来年はタイのバンコクで行われるので来年も発表をさせていただき、臨床の成果というのを定期的に報告してきたいです。

 

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