はじめまして。
今年の1月より、麻生歯科クリニック研修医の後藤です。
一般大学を卒業後、社会人を経験してから歯科大学に入り直して歯科医師のライセンスをとり、卒後臨床研修の後、再び歯科医療以外の職業に就くという回り道をして歯科医師になりました。院長やスタッフの指導を受けながら、日々研修の毎日を送っています。
大学の歯学部・卒直後の臨床研修では、主に「虫歯や歯周病などの疾患が生じた後の修復法や処置法の実際」を学びます。一般的には、治る類の病気の治療は「罹らないようにすること=予防すること」をメインに考えられていますが、歯科は違うとずっと思っていました。そしてまず最初に『予防』と「『治療』を区別すること自体、意味がない事を教えられました。
麻生歯科クリニックでは「生涯を通じて歯や口腔の健康を支え守り育てる」こと、「治療してもその後再発症させないように最善の医療を講じていく」ことを第一に考えさせられます。すなわち、医療の観点を取り入れた歯科臨床を実践しています。これまでの歯科とは患者さんとの向き合い方が大きく異なっており、そこに魅力を覚え「病気にさせない歯科医療」を学びたいと考え、麻生歯科クリニックを志望致しました。
入社して驚いたことは、スタッフの育成過程がしっかりしていることです。 全員がある一定以上のスキルを身につけられるよう、新人には必ず指導者(チューター)がついて段階を踏んで教育臨床実地訓練が行われます。また、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価 検証)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことにより業務を改善するPDCAサイクルの手法に則って、問題点の洗い出しを行い、一定以上の高い品質を維持できるよう努めています。
良い仕事の基本は、他の仕事も医療も同じだと思いました。毎月、全国の歯科医院の教育担当者の研修、見学者が多いのもうなずけます。教育を通じて医院の理念や風土も継承されるため、スタッフ全員が互いを認めあい、強い連帯感で結びついて仕事に打ち込めるのだと思います。
臨床経験が浅く、まだまだ分からないこと・できないことが多いですが、早く麻生歯科クリニックでのスタンダードな歯科医療を修得し、皆様のお口の健康維持に貢献していきたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。