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唾液検査セミナー 2回目

こんにちは。歯科医師の井澤です。

本日6月6日、唾液検査セミナーの2回目が開催されました。

午前中は、前回行った唾液検査と食事アンケートの内容を踏まえ、感受性・細菌・食事・環境の各項目についての評価方法と、それぞれがハイリスクだった場合における計画立案のポイントを講義していただきました。
一例として、ミュータンス菌やプラーク量がハイリスクだった場合は以下のようになります。

・ホームケアとして
1.適切な口腔清掃
 ブラッシングだけでなく舌の清掃についてもおこなうとよい。
2.キシリトールの使用
 ミュータンス菌の性質の変化(不溶性グルカンを作らなくなる)を引き起こす。

・プロフェッショナルケアとして
1.TBI
2.PMTC
 ただし、エバチップを使用するものに限る。

ここで重要なのは、最初の段階ではカリオグラムに入力したときに最も「齲蝕にならない可能性」を引き上げる項目1つに限定して指導を行う、ということです。あまりに多くの情報を患者さんに与えすぎると、かえってモチベーションを削いでしまうことにもなりかねないからです。
「こうすれば、あなたの未来はこうよくなる」というように、肯定的な話し方をし、グラフの変化についてもどう思うか、なぜそのような結果になったかを患者さんに質問して考えてもらいながら説明することが大事です。また、現状における「齲蝕にならない可能性」が患者さんの予想より低かったら、それについてフォローをすることも大切です。過去を責めるのではなく、明るい未来の可能性を示すのが重要だからです。

午後は、相互実習として、お互いの唾液検査と食事アンケートの結果から、ペアになった相手の予防プログラム立案と説明を行いました。緊張のせいか、皆いつもより固い感じではありましたが、よかった点と改善すべき点をお互いに指摘しあったことで、より理解を深めることが出来たのではないかと思います。

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